「氷海先生、青色申告ってなんですかー?」←税金には疎い事務のマキ
氷海(税理士)「青色申告制度というのは、会計のルールに従ってしっかり帳簿をつけて、その帳簿にもとづいて確定申告すれば、税金をおまけしてくれるっていう制度だね」
マキ「へー、それは青色申告しないともったいないですね、いくらおまけしてくれるんですか?」
氷海「そこが一番気になるよね(笑)まず、税金っていうのは、その人の1年分の儲けに税率を乗じることによって計算されることは知ってる?」
マキ「はい!儲けとは、『売上-売上のためにかかった経費=儲け』ですよね」
氷海「うん、だいたい合ってるね。その儲けって多ければ多いほど払う税金も多くなるんだけど、その儲けから65万円をさらにマイナスしてから税率を乗じて税金を計算していいのが青色申告の特典で青色申告特別控除っていうんだ」
マキ「え・・・ということは・・『売上-売上のためにかかった経費-65万円(青色申告特別控除)=儲け』ってことですか?」
氷海「そうだね」
マキ「じゃあ、税金も65万円安くなるんですか?」
氷海「安くなる税金は65万円×税率になるね」
マキ「そうでした、税金は儲けに税率を乗じるんでしたね」
氷海「そう。税率は儲けの大きさによって変わってくるから人によって違うけど、たとえば儲けが600万の場合、安くなる税金は65万円×20%で13万円だね」
マキ「13万円は大きいですね」
氷海「ただし青色申告をするには税務署に届出を提出しなくてはいけなくて、その届出には期限もあるんだ。その話はまた今度。」
マキ「はい。またお願いします。」